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H23-1-25

点呼の実施等に関する次の記述のうち、適切なものには解答用紙の「適」の欄に、適切でないものには解答用紙の「否」の欄にマークしなさい。

1:乗務前の点呼において、運転者は前日の飲酒により酒気帯び状態であると感じていたが、運転に影響を及ぼすほどではないと自分で判断し、また、運行管理者から酒気帯びの有無について聴かれなかったことから敢えて申告せず、点呼後、事業用自動車に乗務した。

2:乗務後の点呼において、乗務を終了した運転者からの当該乗務に係る事業用自動車、道路及び運行の状況についての報告は、必要がない場合は運転者から報告を求めないこととしており、点呼記録表に「異常なし」と記録している。

3:乗務前の点呼において、運転者から酒気帯びの有無について報告を求めたところ、「前日に日本酒を少量飲んだが時間がたっており、アルコールは残っていないので運転に支障はない。」との回答があったが、運行管理者は、運転者の呼気からアルコールの臭いがしたので、酒気帯び状態であると判断して乗務させなかった。

4:A営業所(輸送の安全の確保に関する取組が優良であると認められる営業所には該当しない。)の運転者による往復2日間にわたる運送業務において、初日の乗務をB営業所(同じ事業者の営業所)で終了する際の乗務後の点呼をB営業所の運行管理者が行い、点呼記録表にその結果を記録した。また、翌日の乗務を開始する際の乗務前の点呼を、前日と同様にB営業所の運行管理者が行った後、A営業所の運行管理者に異常がなかったことを連絡した。

答:「適」=3 「否」=1、2、4

1:誤り。乗務前の点呼においては、酒気帯びの有無について確認しなければならず、運転者を酒気帯び状態で乗務させてはならない。

2:誤り。乗務後の点呼においては、当該乗務に係る事業用自動車、道路及び運行の状況について報告を求めなければならない。

3:正しい。運行管理者が、運転者の呼気からアルコールの臭いがしたので、酒気帯び状態であると判断して乗務させなかったことは、適切な対応である。

4:誤り。乗務前、乗務後の点呼について、運行上やむを得ず対面で行うことができない場合は、電話その他の方法により点呼を行わなければならない。

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