運行管理に関する次の記述のうち、適切なものには解答用紙の「適」の欄に、適切でないものには解答用紙の「否」の欄にマークしなさい。
1:運行管理者が行う運行管理業務は、事業用自動車の運行の安全を確保する上で欠くことができない重要な業務である。このため、事業者は運行管理者に対して、関係法令に規定されている運行管理者の業務の的確な実施及び自社が定めた運行管理規程の遵守について適切に指導するとともに、監督を行わなければならない。
2:精密機械の運送依頼があり、精密機械運搬専用の大型トラックにより運送することとなった。運行管理者は、担当運転者に対して積荷と輸送の安全を考慮して運行する道路を指示したが、運転者は自分の判断で別の道路を通行した。
3:過積載による運送を指示したことにより、運行管理者に対し運行管理者資格者証の返納命令が出されたが、この指示について事業者は承知していなかったので、事業者として責任を問われることはない。
4:事業者が運行管理者の業務を補助させるために補助者を選任し、運行管理者に対し補助者の指導及び監督を行うよう指示したところ、運行管理者は、補助者の指導等については、他の従業員と同様に事業者の責任において行うべきものであるとして指導等を行わなかった。
答:「適」=1 「否」=2、3、4
1:正しい。運行管理者が行う運行管理業務は、事業用自動車の運行の安全を確保する上で欠くことができない重要な業務である。このため、事業者は運行管理者に対して、関係法令に規定されている運行管理者の業務の的確な実施及び自社が定めた運行管理規程の遵守について適切に指導するとともに、監督を行わなければならない。
2:誤り。運転者は、運行管理者が積荷と輸送の安全を考慮して指示した道路を運行しなければならない。
3:誤り。事業者は、運行管理者に対して関係法令に規定されている運行管理者の業務の的確な実施及び自社が定めた運行管理規程の遵守について適切に指導するとともに、監督を行わなければならず、運行管理者が過積載を指示した場合に事業者として責任を問われることがある。
4:誤り。選任された補助者に対する指導及び監督を行うことは、運行管理者の業務として定められている。