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H18-2-25

交通事故の防止対策等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:指差呼称とは、危険予知活動の一つの手法であり、運転者の錯覚、誤判断、誤操作等を防止するため、道路の信号や標識等を指で差し、その対象が持つ名称や状態を声に出して確認する行為をいう。

2:いわゆるヒヤリ・ハットとは、運転者が運転中に他の自動車等と衝突又は接触するおそれがあったと認識することをいい、ハインリッヒの法則によると、1件の重大災害(死亡・重傷)が発生する背景に29件の軽傷事故と300件のヒヤリ・ハットがあるとされており、このヒヤリ・ハットを調査し減少させていくことは、交通事故防止対策に有効な手段となっている。

3:適性診断は、運転者の運転行動や運転態度が安全運転にとって好ましい方向へ変化するように動機付けを行うことにより、運転者自身の安全意識を向上させるためのものであり、ヒューマンエラーによる事故の発生を未然に防止するための有効な手段となっている。

4:ETCとは、最先端の情報通信技術を駆使して、自動車の運行経路の渋滞状況、所要時間などを検索し、渋滞を避けた迂回路などを選択できる装置であり、交通事故や渋滞、環境問題、エネルギー問題等の解決に大きく寄与するものである。

答:4

1:正しい。指差呼称とは、危険予知活動の一つの手法であり、運転者の錯覚、誤判断、誤操作等を防止するため、道路の信号や標識等を指で差し、その対象が持つ名称や状態を声に出して確認する行為をいう。

2:正しい。いわゆるヒヤリ・ハットとは、運転者が運転中に他の自動車等と衝突又は接触するおそれがあったと認識することをいい、ハインリッヒの法則によると、1件の重大災害(死亡・重傷)が発生する背景に29件の軽傷事故と300件のヒヤリ・ハットがあるとされており、このヒヤリ・ハットを調査し減少させていくことは、交通事故防止対策に有効な手段となっている。

3:正しい。適性診断は、運転者の運転行動や運転態度が安全運転にとって好ましい方向へ変化するように動機付けを行うことにより、運転者自身の安全意識を向上させるためのものであり、ヒューマンエラーによる事故の発生を未然に防止するための有効な手段となっている。

4:誤り。ITSとは、最先端の情報通信技術を駆使して、自動車の運行経路の渋滞状況、所要時間などを検索し、渋滞を避けた迂回路などを選択できる装置であり、交通事故や渋滞、環境問題、エネルギー問題等の解決に大きく寄与するものである。

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