自動車に働く自然の力と運転に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1:曲線半径の異なるカーブを同じ速度で走行する自動車は、カーブの半径が大きいほど遠心力が大きくなる。
2:走行している自動車を停止するには、ブレーキやタイヤの摩擦抵抗を利用するが、この摩擦抵抗には限界があり、その限界内でコントロールできない時は、障害物を認めてブレーキをかけてもその手前で停止できず、障害物へ衝突したり道路外に逸脱することがある。
3:自動車が障害物等に衝突する時の運動エネルギーは、衝突時の速度を2分の1に減速していれば4分の1となる。
4:上り坂では、自動車の自重とこう配の度合いに応じたこう配抵抗がかかるので、大きな力が必要となる。一方、下り坂では、こう配による加速がつくので速度を抑える力が必要になる。
答:1
1:誤り。曲線半径の異なるカーブを同じ速度で走行する自動車は、カーブの半径が大きいほど遠心力が小さくなる。
2:正しい。走行している自動車を停止するには、ブレーキやタイヤの摩擦抵抗を利用するが、この摩擦抵抗には限界があり、その限界内でコントロールできない時は、障害物を認めてブレーキをかけてもその手前で停止できず、障害物へ衝突したり道路外に逸脱することがある。
3:正しい。自動車が障害物等に衝突する時の運動エネルギーは、衝突時の速度を2分の1に減速していれば4分の1となる。
4:正しい。上り坂では、自動車の自重とこう配の度合いに応じたこう配抵抗がかかるので、大きな力が必要となる。一方、下り坂では、こう配による加速がつくので速度を抑える力が必要になる。