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危険物の性質・火災
予想問題9-26
第4類の危険物の性質について、誤っているものはどれか。
1:すべて可燃性であり、水に溶けないものが多い。
2:常温(20℃)で、ほとんどのものが液状である。
3:蒸気は、空気とわずかに混合しても燃焼するものが多い。
4:蒸気の比重は、1より小さいものが多い。
5:液体の比重は、1より小さいものが多い。
予想問題9-27
次の文の[ ]内のA~Dに当てはまるものの組合せとして、正しいものはどれか。
「第4類の危険物の貯蔵及び取扱いにあたっては、炎、火花または[ A ]との接近を避けるとともに、発生した蒸気を屋外の[ B ]に排出するか、または[ C ]を良くして蒸気の拡散を図る。
また、容器に収納する場合は、[ D ]危険物を詰め、蒸気が漏えいしないように密栓をする。」
1:A=可燃物 B=低所 C=通風 D=一杯に
2:A=可燃物 B=低所 C=通風 D=若干の空間を残して
3:A=水分 B=高所 C=冷暖房 D=若干の空間を残して
4:A=高温体 B=高所 C=通風 D=若干の空間を残して
5:A=高温体 B=低所 C=冷暖房 D=一杯に
予想問題9-28
アルコール類やケトン類などの水溶性の可燃性液体の火災に用いる泡消火剤は、水溶性液体用泡消火剤とされている。その主な理由として適切なものはどれか。
1:他の泡消火剤に比べ、水溶性が高いから
2:他の泡消火剤に比べ、耐火性に優れているから
3:他の泡消火剤に比べ、消火剤が可燃性液体に溶け込み引火点が低くなるから
4:他の泡消火剤に比べ、泡が溶解したり、破壊されることがないから
5:他の泡消火剤に比べ、可燃性液体への親和力が極めて強いから
予想問題9-29
次のうち、水に溶けるものだけの組み合わせはどれか。
1:ベンゼン、エタノール、二硫化炭素
2:アセトアルデヒド、ガソリン、ベンゼン
3:エチレングリコール、二硫化炭素、グリセリン
4:アセトアルデヒド、エタノール、グリセリン
5:ガソリン、エチレングリコール、エタノール
予想問題9-30
アクリル酸の貯蔵、取扱いについて、誤っているものはどれか。
1:融点がおよそ14℃と高いことを利用して、通常、凍結させて保管する。
2:容器は密閉し、換気のよい場所に保管する。
3:容器は、ガラス、ステンレス鋼、アルミニウムまたはポリエチレンのものを用いる。
4:皮膚に接触すると、火傷を起こすおそれがあるため、取り扱う際には保護具を着用する。
5:熱、光、過酸化物、鉄さびなどにより重合が加速されるので、重合防止剤等を加えて貯蔵する。
予想問題9-31
自動車ガソリンの一般的性質について、誤っているものはどれか。
1:オレンジ色に着色されている。
2:発火点は約300℃である。
3:引火点は-40℃以下である。
4:揮発性が高く、蒸気と空気の混合割合が1:9で容易に引火する。
5:第1類の危険物と接触すると発火する危険がある。
予想問題9-32
重油について、誤っているものはどれか。
1:A重油、B重油、C重油に分かれており、さらに細分化されている。
2:水より比重が大きく水に沈むため重油と呼ばれる。
3:引火点は重油の種類によって異なる。
4:主な成分は炭化水素だが硫黄などが含まれている。
5:火災時には散水は不向きである。
予想問題9-33
軽油の性質について、誤っているものはどれか。
1:水より軽く、水に不溶である。
2:沸点は、水より高い。
3:ディーゼル機関の燃料に用いられる。
4:引火点は、40℃以下である。
5:酸化剤と混合すると、発火・爆発のおそれがある。
予想問題9-35
移動タンク貯蔵所から給油取扱所の地下専用タンクに危険物を注入していたら突然発火した。防火上の安全対策として、適切でないものはどれか。
1:注入するときは、必ず注入するタンクの残油量を確認してから行う。
2:注入する危険物の、配管やホースの中の流速速度を小さくする。
3:取扱い作業時の服装は、電気絶縁性のよい靴や衣類を着用する。
4:地盤面への散水を行い、人体等に帯電した静電気が漏えいしやすい環境をつくる。
5:移動タンク貯蔵所に設置してある接地導線を、給油取扱所の専用タンクに設置してある接地端子に取付ける。
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