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基礎物理・基礎科学
予想問題8-16
熱に関する説明について、誤っているものはどれか。
1:単位質量の物体の温度を1℃だけ高めるのに要する熱量を、その物体の比熱という。
2:比熱の大きい物体は、比熱の小さい物体よりも温まりやすく冷えやすい。
3:金属は、非金属よりも熱伝導率が大きい。
4:1気圧において1gの水を温度1K(1℃)高めるのに要する熱量は、4.186Jである。
5:水が沸騰を開始してから蒸気になるまでは、水の温度は一定である。
予想問題8-17
液温が0℃のガソリン1,000Lを徐々に温めていったら1,020Lになった。このときの液温に最も近いものはどれか。ただし、ガソリンの体膨張率を1.35×10-3K-1とし、ガソリンの蒸発は考えないものとする。
1:5℃
2:10℃
3:15℃
4:20℃
5:25℃
予想問題8-18
物質の摩擦時における静電気発生の防止及び抑制は、材料の特性・性能及び工程上の制約等から現実的には困難な場合が多いが、一般的な対策として、次のA~Dのうち、正しいものの組合せはどれか。
A 接触圧力を低くする。
B 接触面積を大きくする。
C 接触する回数を減らす。
D 接触状態にあるものを急激にはがす。
1:AとB
2:BとC
3:CとD
4:AとC
5:BとD
予想問題8-19
有機化合物に関する説明として、正しいものはどれか。
1:無機化合物に比べて、一般に融点が高い。
2:無機化合物に比べて、種類は少ない。
3:完全燃焼すると、二酸化炭素と水蒸気を発生するものが多い。
4:ほとんどのものは、水によく溶ける。
5:第4類の危険物には、有機化合物に該当するものがない。
予想問題8-20
金属の性質として、誤っているものはどれか。
1:すべて不燃性である。
2:一般に展性、延性に富み、金属光沢を持つ。
3:常温(20℃)において、液体のものがある。
4:銀の熱伝導率は、鉄よりも大きい。
5:軽金属は、一般に比重が4以下のものをいい、カリウム、アルミニウム、カルシウムなどがある。
予想問題8-21
燃焼に関する説明として、正しいものはどれか。
1:ガソリンのように、発生した蒸気がその液面上で燃焼することを、表面燃焼という。
2:セルロイドのように、分子内に含有する酸素によって燃焼することを蒸発燃焼という。
3:水素のように、気体がそのまま燃焼することを内部(自己)燃焼という。
4:メタノールのように、発生した蒸気が燃焼すること蒸発燃焼という。
5:コークスのように、蒸発することなく固体が直接燃焼することを分解燃焼という。
予想問題8-22
酸と塩基の説明について、誤っているものはどれか。
1:酸とは、水に溶けて水素イオンH+を生じる物質、または他の物質に水素イオンH+を与えることができる物質をいう。
2:塩基とは、水に溶けて水酸化物イオンOH-を生じる物質、または他の物質から水素イオンH+を受け取ることのできる物質をいう。
3:酸は、赤色のリトマス紙を青色に変え、塩基は、青色のリトマス紙を赤色に変える。
4:酸性・塩基性の強弱は、水素イオン指数(pH)で表される。
5:中和とは、酸と塩基が反応し互いにその性質を打ち消しあうことをいう。
予想問題8-23
次の性質をもつ液体の説明として、誤っているものはどれか。
引火点 -11℃
沸点 80℃
発火点 500℃
蒸気比重 2.7
燃焼範囲 1.4~7.1vol%
1:蒸気は、空気の2.7倍の重さである。
2:蒸気が2vol%混入している空気は、蒸気の濃度が低すぎるため、点火源があっても燃焼しない。
3:液温が-11℃のとき、液面近くの空気中に1.4vol%の濃度の蒸気が発生する。
4:80℃に加熱すると沸騰する。
5:500℃以上に加熱すると、火炎などを近づけなくても発火する。
予想問題8-24
自然発火に関する文の[ ]内のA~Eに当てはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。
「自然発火とは、他から火源を与えないでも、物質が、空気中で室温(20℃)において自然に[ A ]し、その熱が長時間蓄積されて、ついに[ B ]に達し、燃焼を起こすに至る現象である。自然発火性を有する物質が、自然に[ A ]する原因として、[ C ]、[ D ]、吸着熱、重合熱、発酵熱などが考えられる。[ E ]の中には、不飽和性のために空気中の酸素と結合しやすく、放熱が不十分なとき温度が上がり、自然発火するものがある。」
1:A=発熱 B=発火点 C=分解熱 D=酸化熱 E=動植物油
2:A=酸化 B=発火点 C=燃焼熱 D=生成熱 E=セルロイド
3:A=発熱 B=引火点 C=分解熱 D=酸化熱 E=セルロイド
4:A=酸化 B=燃焼点 C=燃焼熱 D=生成熱 E=セルロイド
5:A=発熱 B=引火点 C=分解熱 D=酸化熱 E=動植物油
予想問題8-25
消火器と消火剤の説明として、誤っているのはどれか。
1:強化液消火剤には、再燃防止効果がある。
2:ハロゲン化物消火器の消火剤には、冷却効果がある。
3:粉末消火剤は、燃焼の化学的な抑制(負触媒)と窒息効果がある。
4:泡消火剤には、窒息効果がある。
5:粉末消火器は、消火剤の種類によって色が決まっている。
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