Dさん(70歳、女性)は、10年前に人工肛門(ストーマ(stoma))を造設し、2年前に脳出血(cerebral hemorrhage)を患って軽い右片麻痺が残った。最近、物忘れが目立ってきた。また、同居する娘の仕事が忙しくなってきた。
Dさんに関する情報のうち、ICF(International Classification of Functioning,Disability and Health:国際生活機能分類)の環境因子に該当するものとして、適切なものを1つ選びなさい。
1:70歳の女性である。
2:人工肛門(ストーマ(stoma))を造設した。
3:軽い右片麻痺が残った。
4:物忘れが目立ってきた。
5:娘の仕事が忙しくなってきた。
答:5
1:誤り。70歳の女性であることは、「個人因子」に該当する。
2:誤り。人工肛門(ストーマ(stoma))を造設したことは、「心身機能・身体構造」に該当する。
3:誤り。軽い右片麻痺が残ったことは、「心身機能・身体構造」に該当する。
4:誤り。物忘れが目立ってきたことは、「心身機能・身体構造」に該当する。
5:正しい。娘の仕事が忙しくなってきたことは、「環境因子」に該当する。