終末期で食欲が低下してきた利用者の食事介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:食事の回数を増やす。
2:1回の食事量を増やす。
3:高カロリーの食事を用意する。
4:嗜好を重視する。
5:経管栄養を勧める。
答:4
1:誤り。終末期には、利用者が食べたいとき、食べられるときに食べるようにする。食事の回数を増やすことは利用者の負担となる。
2:誤り。終末期には、利用者が食べたいだけ、食べられるだけ食べるようにする。1回の食事量を増やすことは利用者の負担となる。
3:誤り。終末期には利用者が食べたいもの、食べられるものを食べるようにする。高カロリーの食事を用意する必要はない。
4:正しい。終末期の食事は、利用者の嗜好を重視することが最も大切である。
5:誤り。食欲が低下していても、できるだけ食事を楽しめるように努めることが大切である。また、介護者が経管栄養を勧めることは不適切である。