Cさんは、関節リウマチ(rheumatoid arthritis)が徐々に進行している。何とか自力で寝返りをすることができるが、思うように関節が動かなくなってきている。体調に変動があるため1日の過ごし方も不規則で昼夜逆転の生活が続いている。
Cさんが夜間、安眠が得られるような介護福祉職の対応として、適切なものを1つ選びなさい。
1:早朝の散歩を勧める。
2:朝食は、とらないように勧める。
3:午後から、温水プールで運動をするように勧める。
4:マットレスは、柔らかいものを勧める。
5:枕は、硬く高いものを勧める。
答:3
1:誤り。関節リウマチには、起床時に手指が腫れたりしびれたりするような症状があり、早朝の散歩を勧めることが適切とはいえない。
2:誤り。関節リウマチの治療において、食事からしっかりと栄養を摂取することが大事であり、朝食をとらないように勧めることは不適切である。
3:正しい。関節リウマチでは、午後になるとこわばりもとれて関節痛も軽くなるため、このときに適切な運動を行なうとよい。水中での運動は水の浮力に支えられるので、関節リウマチの人の運動として適している。
4:誤り。マットレスが柔らかすぎると体が沈み込んで関節に負担がかかり、寝返りもしにくくなる。マットレスは、柔らかいものを勧めることは不適切である。
5:誤り。枕が高すぎると首が前に傾いた状態となり頸椎に負担がかかる。枕は、適度な弾力とその人の体型に合った高さのものが適している。