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第28回-問題56

悪質商法や詐欺の種類と介護福祉職が行う助言の組合せとして、適切なものを1つ選びなさい。

1:催眠商法-----友人と一緒なら販売会場まで出かけても構わないと助言する。

2:送りつけ商法-----注文した覚えのない商品は断り、受け取らないように助言する。

3:利殖商法-----「元本保証」と「金融庁への届出」の記載があれば信頼できると助言する。

4:振り込め詐欺-----公的機関や家族を名乗る電話には、一人で対処するように助言する。

5:点検商法-----業者を家の中に入れて、ていねいに断るように助言する。

答:2

1:誤り。催眠商法(SF商法)は、無料プレゼントや格安販売を餌に高齢者や主婦などの客を集め、その購買意欲を異常なまでに高めた上で、あたかも貴重な商品を安価に売っていると錯覚させて高価な商品を売り付ける商法である。たとえ友人に誘われたとしても、販売会場には出かけないよう助言することが適切である。

2:正しい。送りつけ商法(ネガティブ・オプション)とは、注文していない商品を勝手に送り付け、その人が断らなければ買ったものとみなして、代金を一方的に請求する商法である。注文した覚えのない商品は断り、受け取らないように助言することが適切である。

3:誤り。利殖商法は、手持ちのお金を増やしたいという願望につけ込んで、未公開株、社債、ファンド、外国通貨等の取引を「必ず儲かる」、「値上がり確実」、「元本保証」などといって勧誘し、購入代金や出資金をだまし取る商法である。そのようなうまい話はありえないため、きっぱりと断るよう助言することが適切である。

4:誤り。振り込め詐欺は、電話やはがきなどの文書などで相手をだまし、金銭の振り込みを要求する詐欺のことであり、オレオレ詐欺、架空請求詐欺、融資保証金詐欺、還付金等詐欺等がある。公的機関や家族を名乗る電話であっても、本当に支払う必要のある請求なのか家族などに連絡をとって確認するように助言することが適切である。

5:誤り。点検商法は、点検に来たと言って来訪し、「布団にダニがいる」「工事をしないと危険」などと偽って商品やサービスの契約を取るという商法である。このような業者は家の中には入れないよう助言することが適切である。

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