Home > 第28回試験問題と解答・解説 > 生活支援技術
生活支援技術
第28回-問題41
生活支援に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:支援者の価値観を優先して支援する。
2:生活全体よりも、生活動作を中心にした視点で支援する。
3:その人らしい生活よりも、安静を重視した生活を送れるように支援する。
4:利用者の生活習慣よりも、支援者側の規則を大切にして支援する。
5:信頼関係に基づいて支援する。
第28回-問題42
施設への入所に伴う高齢者の心身の負担を軽減するための方策として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:家族の訪問を控えてもらう。
2:居室に新しい家具を入れる。
3:広い食堂で過ごしてもらう。
4:施設の生活時間に合わせてもらう。
5:少しでも早くなじみの職員ができるようにする。
第28回-問題43
布団についた、ダニの死骸や糞などのダニアレルゲンを除去する方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:陰干しする。
2:掃除機で吸い取る。
3:強く叩く。
4:表面を絞ったタオルで拭く。
5:布団カバーを取り替える。
第28回-問題44
高齢者の整容支援の注意点として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:整髪料の使用は避ける。
2:目やにを拭き取るときは、目尻から目頭に向かって拭く。
3:爪を切るときは、少しずつ切る。
4:耳垢(耳あか)が固いときは、ピンセットを使って除去する。
5:義歯は乾燥させてからケースに保管する。
第28回-問題45
介護を必要とする高齢者の衣服と、その支援に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:片麻痺の高齢者には、支援者が着脱させやすい前あきの上着の購入を勧める。
2:左片麻痺がある場合は、左半身から脱ぐように勧める。
3:生活のリズムを保つために、昼と夜とで衣服を替えるように勧める。
4:衣服は気候に合わせて支援者が選ぶ。
5:季節に関係なく、保温性よりも通気性を重視した衣類を勧める。
第28回-問題46
視覚障害者の外出支援に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
1:タクシーに乗るときは、支援者が先に乗って誘導する。
2:電車を待つときは、点字ブロックの上で待つように誘導する。
3:狭い通路は、後ろから誘導する。
4:雨の日は、フードつきのレインコートの着用を勧める。
5:利用者から一時離れるときは、柱や壁に触れる位置まで誘導する。
第28回-問題47
パーキンソン病(Parkinson disease)の姿勢反射障害のある人の歩行介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:曲がり角では、勢いをつけて曲がってもらう。
2:曲がり角では、直角に曲がってもらう。
3:一度足を引いてから歩きだしてもらう。
4:支援者のペースに合わせて歩きだしてもらう。
5:階段よりスロープを歩いてもらう。
第28回-問題50
Aさん(78歳、女性)は、一人暮らしをしている。毎夕食の配食サービスと週2回の訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用している。夏のある日、訪問介護員(ホームヘルパー)が訪ねると、唇が乾燥しており、昨日からの水分摂取はお茶を3杯(450ml程度)ということであった。排尿回数も少なく、尿の色を尋ねるといつもより濃いと言っていた。
Aさんに勧める飲物として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:温めた牛乳
2:冷たいお茶
3:バナナジュース
4:経口補水液
5:野菜ジュース
第28回-問題51
下肢筋力が低下して介護を必要とする人に適した浴室改修に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:浴室の入口は引き戸にする。
2:縦に長く浅めの洋式の浴槽にする。
3:浴槽の縁(エプロン部分)は厚みを20cmにする。
4:床から浴槽の縁までの高さは20cmにする。
5:浴室と脱衣室の段差は10cmにする。
第28回-問題52
消化管ストーマを造設している人の入浴に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:排便のあった日だけ入浴する。
2:回腸ストーマの場合は、食後1時間以内に入浴する。
3:装具を外して入浴できる。
4:ストーマ(stoma)部分は、石鹸をつけず、こすりながら洗う。
5:公衆浴場の利用は避ける。
第28回-問題53
入浴時のヒートショックに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:高血圧の人は、ヒートショックを起こしにくい。
2:ヒートショックは、夏に起こりやすい。
3:ヒートショック予防として、浴室・脱衣室と居室との温度差を小さくする。
4:ヒートショック予防として、湯の温度設定は高めにする。
5:ヒートショックは、入浴前に起こりやすい。
第28回-問題54
排泄介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:ベッドで尿器を使用する場合、ベッドの足元を上げる。
2:差し込み便器の開口部の中央に、仙骨が来るようにする。
3:テープ止めタイプの紙おむつの中に、尿取りパッドを複数当てる。
4:自己導尿を行う場合、座位姿勢で行えるように支援する。
5:トイレにL字手すりを設置する場合、横手すりは車いすの座面の高さに合わせる。
第28回-問題55
Bさん(86歳、女性)は、介護老人福祉施設で生活している。脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症で左片麻痺があり、最近は筋力の低下が目立っている。Bさんは日中はポータブルトイレ、夜間は紙おむつを使用している。Bさんの使用しているポータブルトイレは木製の背もたれと肘かけがついているタイプである。
Bさんが、ポータブルトイレを使用するときの排泄介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:ポータブルトイレは、ベッドの左側の足元に置く。
2:ポータブルトイレの足元に新聞紙を敷く。
3:座位が安定しないときは、背もたれに寄りかかるように座ってもらう。
4:排泄が終了したら、立ち上がる前に下着やズボンを大腿部まで上げておく。
5:使用したポータブルトイレの中の排泄物は、1日分をまとめて片づける。
第28回-問題56
悪質商法や詐欺の種類と介護福祉職が行う助言の組合せとして、適切なものを1つ選びなさい。
1:催眠商法-----友人と一緒なら販売会場まで出かけても構わないと助言する。
2:送りつけ商法-----注文した覚えのない商品は断り、受け取らないように助言する。
3:利殖商法-----「元本保証」と「金融庁への届出」の記載があれば信頼できると助言する。
4:振り込め詐欺-----公的機関や家族を名乗る電話には、一人で対処するように助言する。
5:点検商法-----業者を家の中に入れて、ていねいに断るように助言する。
第28回-問題57
繊維製品に以下の表示があるときの取扱いの留意点として、適切なものを1つ選びなさい。
(注)いずれも家庭用品品質表示法に基づく洗濯に関する表示であり、同じ取扱い方法を意味している。左の表示は現行のものであり、2016年(平成28年)12月から右の表示に改正されることになっている。
1:しわになりやすいので、脱水は避ける。
2:色が落ちやすいので、単独で洗う。
3:手洗いする。
4:日陰のつり干しにする。
5:平干しにする。
第28回-問題58
Cさんは、関節リウマチ(rheumatoid arthritis)が徐々に進行している。何とか自力で寝返りをすることができるが、思うように関節が動かなくなってきている。体調に変動があるため1日の過ごし方も不規則で昼夜逆転の生活が続いている。
Cさんが夜間、安眠が得られるような介護福祉職の対応として、適切なものを1つ選びなさい。
1:早朝の散歩を勧める。
2:朝食は、とらないように勧める。
3:午後から、温水プールで運動をするように勧める。
4:マットレスは、柔らかいものを勧める。
5:枕は、硬く高いものを勧める。
第28回-問題59
終末期で食欲が低下してきた利用者の食事介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:食事の回数を増やす。
2:1回の食事量を増やす。
3:高カロリーの食事を用意する。
4:嗜好を重視する。
5:経管栄養を勧める。
第28回-問題60
施設入所者の終末期から死後における家族への支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:付き添いやすい環境を整える。
2:在宅と比べて、家族への支援の必要性は乏しい。
3:状態が変化したときだけ家族に報告する。
4:家族が希望しても、死後の処置は職員で行う。
5:故人の思い出話は控える。
Home > 第28回試験問題と解答・解説 > 生活支援技術