生活保護制度に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1:生活保護で保障される最低限度の生活は、健康で文化的な生活水準を維持することができるものでなくてはならない。
2:生活保護は、利用しているサービス事業所の担当者が本人に代わって申請することができる。
3:生活保護は、世帯を分離して実施することはできない。
4:自分の家や車を所有している人は、全て生活保護の対象とならない。
5:年金や稼働収入がある高齢者は、全て生活保護の対象とならない。
答:1
1:正しい。生活保護で保障される最低限度の生活は、健康で文化的な生活水準を維持することができるものでなくてはならない。
2:誤り。生活保護は、要保護者、その扶養義務者又はその他の同居の親族の申請に基いて開始される。
3:誤り。生活保護は、世帯を単位としてその要否及び程度を定めるものとする。但し、これによりがたいときは、個人を単位として定めることができる。
4:誤り。住むための家や土地については保有が認められる場合がある。また障害がある人の通勤、通院等に必要な場合等には自動車の保有を認められることがある。
5:誤り。収入がある人でも、その収入及び資産が厚生労働大臣が定める基準(最低生活費)に満たない場合には、生活保護を受給することができる。この場合、収入と最低生活費を比較して、最低生活費から収入を差し引いた差額が保護費として支給される。