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発達と老化の理解
第27回-問題69
A君は、積み木を飛行機に見立ててB君と遊んでいた。大人がA君とB君の目の前で、おやつのジュースを一人150mlずつになるように計った。しかし、同じ大きさのコップがなかったので、それぞれ形の違うコップに入れて与えた。A君にジュースを入れたコップを渡したところ、A君は、「B君の方が量が多い」と言って泣き出した。
ピアジェ(Piaget,J.)によるA君の認知発達段階として、適切なものを1つ選びなさい。
1:形式的操作期
2:感覚運動期
3:前操作期
4:再接近期
5:具体的操作期
第27回-問題70
プロダクティブ・エイジング(productive aging)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:バルテス(Baltes,P.)が最初に提唱した。
2:高齢者の経済的自立を目指した概念である。
3:エイジズム(ageism)による高齢者のとらえ方を肯定した概念である。
4:主観的幸福感とは無関係である。
5:プロダクティブ(productive)な活動には、セルフケア(self-care)が含まれる。
第27回-問題71
老年期の精神疾患(mental disease)と精神症状に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:老年期うつ病(senile depression)は、若年者のうつ病(depression)と比べて抑うつ気分が軽い。
2:アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer's type)は、脳の器質的変化を伴わない。
3:うつ病(depression)等で自殺を試みた高齢者が死に至る率は、若年者の場合と比べて低い。
4:せん妄(delirium)は、夜間よりも昼間に生じやすい。
5:老年期に発症した統合失調症(schizophrenia)は、妄想型が少ない。
第27回-問題72
死別直後の遺族の心理に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:周囲からのサポートに関係なく、死別後の生活に適応する。
2:悲嘆の経験は、心身に影響を及ぼさない。
3:悲嘆のプロセスは、多くの人で同じように進む。
4:十分に悲しむことが、悲嘆を乗り越えるために有効である。
5:遺族への心理的ケアは、緩和ケアに含まれない。
第27回-問題75
高齢者の肺炎(pneumonia)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:日本の高齢者(65歳以上)の死因順位(2011年(平成23年))で第1位である。
2:インフルエンザ(influenza)に合併することはまれである。
3:初発症状は高熱である。
4:呼吸数は減少する。
5:誤嚥性肺炎(aspiration pneumonia)の予防には口腔ケアが有効である。
第27回-問題76
パーキンソン病(Parkinson disease)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1:40歳代で発症することが最も多い。
2:突進現象が認められる。
3:筋肉の異常が原因である。
4:認知症(dementia)を合併することはまれである。
5:発症後5年以内に死亡することが多い。
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