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第27回-問題55

Mさん(77歳、女性)は一人暮らしである。半年前に転倒し、1か月間入院した。退院後は自宅にこもるようになり、週1回の訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用するようになった。ある朝、訪問介護事業所に、別居の長男から、「母が悪質商法の被害に遭っているようです」と連絡があった。訪問販売で3か月間に高価な和服を次々に買っていて、Mさん名義の預金が100万円近く減っているという。長男は、「ほかにも買っているかもしれませんから、母の部屋を探してください。買った和服は着る機会もないので、クーリング・オフをさせます」と言い、すぐにでも手続きをとりたい様子である。
この日訪問する訪問介護員(ホームヘルパー)の最初の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1:ほかにも被害がないかどうか、Mさんの部屋の中を探す。

2:クーリング・オフが可能かどうか契約書の日付を確認する。

3:Mさんに和服を買うようになった経緯を確認する。

4:Mさんに和服を買うことが浪費であることを説明する。

5:販売業者にクーリング・オフの連絡を入れる。

答:3

1:誤り。現段階では悪質商法の被害と断定できず、Mさんの部屋の中を探すことが適切とはいえない。

2:誤り。現段階では悪質商法の被害と断定できず、契約書の日付を確認することが適切とはいえない。

3:正しい。まずはMさんに和服を買うようになった経緯や思いなどを確認する必要がある。

4:誤り。和服を買うことが浪費であることを説明するよりも、まずは購入の経緯やMさんの思いを確認する必要がある。

5:誤り。販売業者にクーリング・オフの連絡を入れるよりも、まずは購入の経緯やMさんの思いを確認する必要がある。

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