介護が必要な利用者の状況に応じた食事の提供に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:片麻痺の人には、頭部を後屈させて介護する。
2:視覚障害の人には、クロックポジションで説明する。
3:嚥下障害の人には、食事の温度は体温と同程度にする。
4:構音障害の人には、会話をしながら食事をすることを勧める。
5:認知症(dementia)の人には、その人が好む献立を繰り返し提供する。
答:2
1:誤り。誤嚥を防止するためには、頭部を少し前屈させて食事をとる必要がある。
2:正しい。視覚障害の人には、物の位置を説明する際にクロックポジションを用いるとよい。
3:誤り。食事は、体温との温度差があったほうが刺激が強く伝わり、嚥下反射が誘発されやすくなる。
4:誤り。構音障害の人は、食事中に会話をしようとすると誤嚥してしまうおそれがある。
5:誤り。その人が好む献立ばかりを繰り返し提供すると、栄養のバランスがとれない。