行動・心理症状(BPSD)のある認知症(dementia)の人への介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:「何もやる気がしない」に対して、励ます。
2:「失敗しそうで怖い」に対して、かかわりを少なくする。
3:「財布を盗まれた」に対して、利用者と話し合う。
4:「亡くなった人が立っている」に対して、受容する。
5:「夫が呼んでいるので家に帰りたい」に対して、帰らないように指示する。
答:4
1:誤り。無気力に対しては、励ますよりも、話を聴いて共感的な態度で利用者を安心させることが大切である。
2:誤り。不安感に対しては、かかわりを少なくするのではなく、話を聴いて共感的な態度で利用者を安心させることが大切である。
3:誤り。妄想に対しては、ひとまず受容し、一緒に財布を探すなどして利用者を安心させることが大切である。
4:正しい。幻覚に対しては、ひとまず受容し、一緒に何もないことを確認したりして利用者を安心させることが大切である。
5:誤り。帰宅願望に対しては、ひとまず受容し、話を聴いて共感的な態度で利用者を安心させることが大切である。