Bさん(76歳、男性)は、30年以上前から糖尿病(diabetes mellitus)があり、朝食の前に血糖降下薬を内服している。薬剤や用量は5年前から変更はなく、医師からは、インスリン(insulin)の分泌を増やす薬であると説明されている。また、糖尿病(diabetes mellitus)の影響で、だんだんと腎臓の機能が悪くなっているともいわれている。Bさんは、「最近、夕方になるとひどくおなかが空き、『ふわふわする』と感じる。今日も同じような感じがあったが、クッキーを1つ食べたら良くなった」と言った。
Bさんへの介護職の対応として、適切なものを1つ選びなさい。
1:クッキーなどの甘いものは食べないように、助言する。
2:早めに主治医に相談するように、助言する。
3:めまい外来を受診するように、助言する。
4:1週間ほど経過をみるように、助言する。
5:午後に運動を増やすように、助言する。
答:2
1:誤り。低血糖時には、クッキーなどの甘いものを摂取することが有効である。
2:正しい。介護職としては、早めに主治医に相談するように助言することが最も適切な対応である。
3:誤り。介護職の判断で、めまい外来を受診するように助言することは適切でない。
4:誤り。介護職の判断で、経過をみるように助言することは適切でない。
5:誤り。介護職の判断で、運動を増やすように助言することは適切でない。