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発達と老化の理解
第26回-問題69
高齢者の年齢に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1:高齢社会とは、全人口に占める70歳以上の人口の割合が14%以上の社会をいう。
2:後期高齢者とは、75歳以上の高齢者をいう。
3:普通自動車対応免許を有する65歳以上の者は、その運転する自動車に指定の標識をつける義務が生じる。
4:介護保険制度で第2号被保険者になる年齢は、65歳以上である。
5:「高齢者虐待防止法」では、60歳以上を高齢者としている。
(注)「高齢者虐待防止法」とは、「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」のことである。
第26回-問題70
Aさん(73歳、男性)は、最近、電話番号が覚えられないとこぼすようになった。自宅へ電話するときは間違えないが、普段はあまり電話しないような場所にかけるときは、メモを見て一つ一つの数字を確認しながらでないと番号を間違えることが多い。受診したが認知症(dementia)ではないと言われた。
障害されている記憶として、正しいものを1つ選びなさい。
1:短期記憶
2:エピソード記憶
3:意味記憶
4:手続き記憶
5:遠隔記憶
第26回-問題71
2010年(平成22年)の「国民生活基礎調査」で示されている、介護が必要となった主な原因として、最も多いものを1つ選びなさい。
1:心疾患(heart disease)
2:呼吸器疾患(respiratory disease)
3:骨折(fracture)・転倒
4:脳血管疾患(cerebrovascular disease)
5:認知症(dementia)
第26回-問題72
高齢者の疾患の特徴として、適切なものを1つ選びなさい。
1:症状が定型的である。
2:うつ症状は伴わない。
3:複数疾患の合併は少ない。
4:環境因子の影響を受けにくい。
5:生活の質(QOL)への影響が大きい。
第26回-問題73
肝疾患(liver disease)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1:A型肝炎(hepatitis A)は、輸血後に発症することが多い。
2:B型肝炎(hepatitis B)は、慢性肝炎(chronic hepatitis)になることはない。
3:C型肝炎(hepatitis C)は、進行すると、肝硬変(liver cirrhosis)、肝がん(liver cancer)へと病態が変化していくことが多い。
4:E型肝炎(hepatitis E)は、日本国内のウイルス肝炎(viral hepatitis)の大部分を占める。
5:アルコール性肝障害(alcoholic liver injury)は、肝硬変(liver cirrhosis)に進行することはない。
第26回-問題75
心房細動(atrial fibrillation)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1:合併症として脳出血(cerebral hemorrhage)が多い。
2:75歳以上では、ワルファリン(warfarin)などの投与を避ける。
3:頻脈になることが多い。
4:80歳以上では、有病率は1%以下である。
5:高血圧とは関連がない。
第26回-問題76
Bさん(76歳、男性)は、30年以上前から糖尿病(diabetes mellitus)があり、朝食の前に血糖降下薬を内服している。薬剤や用量は5年前から変更はなく、医師からは、インスリン(insulin)の分泌を増やす薬であると説明されている。また、糖尿病(diabetes mellitus)の影響で、だんだんと腎臓の機能が悪くなっているともいわれている。Bさんは、「最近、夕方になるとひどくおなかが空き、『ふわふわする』と感じる。今日も同じような感じがあったが、クッキーを1つ食べたら良くなった」と言った。
Bさんへの介護職の対応として、適切なものを1つ選びなさい。
1:クッキーなどの甘いものは食べないように、助言する。
2:早めに主治医に相談するように、助言する。
3:めまい外来を受診するように、助言する。
4:1週間ほど経過をみるように、助言する。
5:午後に運動を増やすように、助言する。
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