Home > 障害の理解 > 第25回-問題91

第25回-問題91

Dさん(42歳、女性)は、専業主婦で小学生の2人の子どもがいる。うつ病(depression)のため、不眠と注意力の低下から家事や育児ができなくなり、精神科病院に通院している。通院以外は自宅に閉じこもり、横になっていることが多い。訪問した介護職に「子どもの世話ができない自分は母親失格」、「何もできない無能な人間になってしまった」と繰り返し話す。
Dさんへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1:「ご家族のためにも、早く元気になりましょうね」

2:「気分転換に、旅行に行ったらどうですか」

3:「子供さんの世話ができないのは、つらいですね」

4:「毎日、洗濯や掃除を頑張りましょう」

5:「いつも同じことを言っていても、病気はよくなりませんよ」

答:3

1:誤り。「ご家族のためにも、早く元気になりましょうね」というような励ましは、うつ病の人にプレッシャーを与えるため適切でない。

2:誤り。「気分転換に、旅行に行ったらどうですか」というような提案は、うつ病の人が苦痛に感じることがあるため適切でない

3:正しい。「子供さんの世話ができないのは、つらいですね」というような共感的な言葉がうつ病の人には適している。

4:誤り。「毎日、洗濯や掃除を頑張りましょう」というような励ましは、うつ病の人にプレッシャーを与えるため適切でない。

5:誤り。「いつも同じことを言っていても、病気はよくなりませんよ」というような批判的な意見は、うつ病の人に言ってはならない。

スポンサーリンク

Home > 障害の理解 > 第25回-問題91

Page Top

© 2011-2022 過去問.com