統合失調症(schizophrenia)の人が、自分の妄想を話したときの介護職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:利用者理解のために、妄想の内容を詳しく聞く。
2:妄想をなくすために、解決策について話し合う。
3:混乱させないために、妄想の話は聞かないようにする。
4:妄想の内容は理解できなくても、否定も肯定もせずにかかわる。
5:誇大妄想の内容は、事実ではないから気にしなくてよいと伝える。
答:4
1:誤り。妄想の内容を詳しく聞くことは、妄想を助長するおそれがあり不適切である。
2:誤り。介護職が妄想をなくすための解決策を見つけ出すことは非常に困難である。
3:誤り。妄想の話であっても、無視したり否定したりせずに話を聴くことが大事である。
4:正しい。妄想の内容は理解できなくても、否定も肯定もせずにかかわることが大事である。
5:誤り。妄想であっても本人は事実だと思っているため、否定せずに話を聴くことが大事である。