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第25回-問題25

Eさん(75歳、男性)は、軽度の認知症(dementia)がある。Eさんは息子のFさん(48歳)と二人暮らしである。Fさんは働きながらEさんの介護をし、朝早く出勤し夕方に戻る生活のため、訪問介護(ホームヘルプサービス)の利用を始めた。Fさんと近所の人たちとの交流はない。先日、Eさんが日中近所でトラブルを起こして、住民が警察に苦情を言った。
この時点での、サービス提供責任者の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1:住民が警察に苦情を言ったことを批判し、住民の意識を変える。

2:介護支援専門員(ケアマネジャー)に連絡し、見守り活動などを行っている近所の人たちの協力を得る。

3:Fさんの同意はないが、Fさんの勤務先をボランティアセンターに知らせておく。

4:住民への働きかけより、専門職の研修の方が重要であると考え、訪問介護員(ホームヘルパー)に研修会への参加を促す。

5:Eさん親子の状況を福祉事務所に連絡し、対応を任せる。

答:2

1:誤り。住民が警察に苦情を言ったことを批判することはトラブルを大きくしかねない。まずは住民の訴えをよく聞き、Eさんの認知症について理解を得ることが重要である。

2:正しい。介護支援専門員(ケアマネジャー)に連絡し、見守り活動などを行っている近所の人たちの協力を得ることが最も適切な対応である。

3:誤り。勤務先は個人情報であり、Fさんの同意を得ずにボランティアセンターに知らせることは不適切である。

4:誤り。訪問介護員(ホームヘルパー)には、研修会への参加よりも、住民への働きかけを促すことが重要である。

5:誤り。福祉事務所に対応を任せるのではなく、連携して対応していくことが重要である。

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