1963年(昭和38年)に特別養護老人ホームが創設された。当時のこの施設に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
1:経済的な困窮者に対して介護を行う、老人ホームとして創設された。
2:身体上または精神上の著しい欠陥があるために、常時の介護を必要とする65歳以上の者を入所要件の1つとした。
3:「収容の場」ではなく、「生活の場」として位置づけられた。
4:ねたきり老人短期保護事業(ショートステイ)を行うことが求められた。
5:直接処遇を行う寮母は、名称独占の専門職として位置づけられた。
答:2
1:誤り。経済的な困窮者に対して介護を行う老人ホームとして創設されたものは、養護老人ホームである。
2:正しい。特別養護老人ホームが創設された当時は、身体上または精神上の著しい欠陥があるために、常時の介護を必要とする65歳以上の者を入所要件の1つとしていた。
3:誤り。特別養護老人ホームが創設された当時は、「生活の場」ではなく、「収容の場」として位置づけられていた。
4:誤り。特別養護老人ホームが創設された当時は、ねたきり老人短期保護事業(ショートステイ)は行われていなかった。
5:誤り。特別養護老人ホームで直接処遇を行う寮母は、名称独占の専門職として位置づけられてはいない。