Home > 総合問題 > 第24回-問題119

第24回-問題119

総合問題4
[事例(問題118から問題120まで共通)]
Nさん(75歳、女性)は一人暮らしで、公営住宅の3階に住んでいる。公営住宅にはエレベーターはない。10年前より高血圧の内服治療を受けている。軽度の知的障害があるが、通常の生活を送っている。近所に住んでいる甥は週に1回程度Nさん宅を訪問し、金銭管理面の世話をしている。
1か月くらい前から、いつものように動くと息切れがする、疲れやすい、足がむくんでだるい、お腹が張るなどの症状がNさんに出現した。主治医から「心不全(heart failure)を起こしているから安静にするように」と告げられた。入院治療を勧められたが拒否し、自宅での生活を続けることになった。甥はNさんのことを心配し、介護保険制度を利用することを提案した。

訪問介護サービス開始後1か月経過した。Nさんの症状は軽減し、医師から「少しずつ身体を動かしていくようにしましょう」と言われた。訪問介護員が行う日常生活の支援として、最も適切なものを一つ選びなさい。

1:1回の食事摂取量を増やすよう促す。

2:買い物に出かけるよう促す。

3:食事を一緒につくるよう促す。

4:布団を上げて掃除をするよう促す。

5:長時間の入浴を促す。

答:3

1:誤り。Nさんは高血圧なので体重の増加に注意しなければならず、1回の食事摂取量を増やすように促すことは適切といえない。

2:誤り。医師からは少しずつ身体を動かしていくように指示が出ており、階段の昇り降りが必要となる外出を促すことは適切といえない。

3:正しい。食事を一緒につくることはNさんの身体への負担も少なく、訪問介護員が行う日常生活の支援として最も適切である。

4:誤り。医師からは少しずつ身体を動かしていくように指示が出ており、布団の上げ下げなど重労働をさせることは適切といえない。

5:誤り。長時間の入浴は心臓に負担をかけるため、高血圧のNさんには不適切である。

スポンサーリンク

Home > 総合問題 > 第24回-問題119

Page Top

© 2011-2022 過去問.com