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第24回-問題84

Dさん(80歳、女性)は、数年前から物忘れが多くなっている。一人息子は遠方におり、長く夫と二人暮らしをしていた。半年前に夫が亡くなり、現在のDさんは、夫が亡くなったことを嘆いていたかと思うと、別の日には夫が帰ってこないと心配して、近所を歩き回るといった状況である。今回、グループホームに入所することになった。
入所後の生活支援として、最も適切なものを一つ選びなさい。

1:たびたび面会に来るよう息子に連絡する。

2:夫の位牌や仏壇は息子に預かってもらう。

3:一人にならないよう、常に見守る。

4:家具の配置は掃除のしやすさを優先する。

5:家事等に参加できる機会をつくり、役割をみつける。

答:5

1:誤り。息子との面会はDさんにはよいことだが、遠方の息子には様々な負担を強いることになるため適切とはいえない。

2:誤り。Dさんにとって夫は非常に大切な存在だったと考えられ、位牌や仏壇はDさんの身近に置くことが望ましい。

3:誤り。Dさんの安全を確保することは大事であるが、一人でいる時間も必要である。

4:誤り。家具の配置はDさんの希望を優先する。自宅と環境の違いをできるだけ少なくすることが望ましい。

5:正しい。グループホームに早く馴染めるように、家事等に参加できる機会をつくり、役割をみつけることが大切である。

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