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第24回-問題81

在宅療養中のCさん(72歳、男性)は、転倒し後頭部を打ったが、いつもと様子は変わらなかった。しかし4週間たった頃より、物忘れが急速に強くなり、ここ数日、ふらつくようになった。
Cさんの疾患として、最も可能性の高いものを一つ選びなさい。

1:アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer's type)

2:血管性認知症(vascular dementia)

3:慢性硬膜下血腫(chronic subdural hematoma)

4:クロイツフェルト・ヤコブ病(Creutzfeldt-Jakob disease)

5:前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia)

答:3

1:誤り。アルツハイマー型認知症は、気づかれないような形で徐々に進行する。

2:誤り。血管性認知症は、脳卒中発作後に急に発症したり、卒中発作の反復により階段状に症状が悪化する。

3:正しい。慢性硬膜下血腫は、硬膜と脳の間に少しずつ血腫が形成され、頭痛や物忘れなどを発症するものである。比較的軽度な頭部の外傷が原因となることが多い。

4:誤り。クロイツフェルト・ヤコブ病は、異常なプリオン蛋白の増殖によって引き起こされるものである。

5:誤り。前頭側頭型認知症では、性格変化と社交性の消失がみられ、記憶障害は目立たない。

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