自宅で暮らす高齢者の室内環境として、適切なものを一つ選びなさい。
1:皮膚感覚の鈍化に配慮して、床暖房を設ける。
2:嗅覚の低下に配慮して、電磁調理器を用いる。
3:聴覚の低下に配慮して、防犯ベルの音量を下げる。
4:視覚の低下に配慮して、照明を暗くする。
5:体温調節機能の低下に配慮して、真夏日は冷房器具の使用を控える。
答:2
1:誤り。皮膚感覚の鈍化した高齢者が床暖房を利用すると、低温火傷や熱中症の危険がある。
2:正しい。嗅覚の低下した高齢者は、ガス漏れや焦げついた臭いに気づきにくいので、ガスコンロよりも電磁調理器を用いるほうが安全である。
3:誤り。聴覚が低下した高齢者が聞きとれるよう、防犯ベルの音量を上げなければならない。
4:誤り。視覚が低下した高齢者が転倒しないよう、照明を適度な明るさに調整しなければならない。
5:誤り。体温調節機能が低下した高齢者には、真夏日は冷房器具を適宜用いて熱中症や脱水を防ぐことが必要である。