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生活支援技術
第24回-問題41
Kさん(70歳、女性)は右片麻痺で室内では杖歩行、外出には車いすを利用している。Kさんは月に一度、おしゃれをして近くのデパートに買い物に行くのを楽しみにしている。
介護職の対応として、適切でないものを一つ選びなさい。
1:化粧を手伝った。
2:買い物の希望を聞いた。
3:お金を使い過ぎないよう、財布を預かった。
4:デパート内では今回も杖歩行したいか、たずねた。
5:Kさんのなじみの洋品店に寄りたいか、たずねた。
第24回-問題42
生活支援の基本視点として、適切なものを一つ選びなさい。
1:生活モデルより医学モデルを尊重する。
2:ICF(International Classification of Functioning,Disability and Health;国際生活機能分類)よりICIDH(International Classification of Impairments,Disabilities and Handicaps;国際障害分類)を尊重する。
3:利用者のニーズより現状の介護サービスに適合させることを尊重する。
4:個別ケアより集団ケアを尊重する。
5:介護者の意向より利用者の意思を尊重する。
第24回-問題43
身寄りのないLさん(85歳、女性、要支援1)は、公営住宅の1階に一人で暮らしている。最近は、ごみ出しや食事の準備を自分ですることが困難になり、安心できる住居を求めて、早めの住み替えを検討し始めている。
Lさんの住み替え先として、最も適切なものを一つ選びなさい。
1:ケアハウス
2:介護老人福祉施設
3:有料老人ホーム(特定施設)
4:介護老人保健施設
5:認知症対応型共同生活介護
第24回-問題44
高齢者に配慮した住宅改修として、最も適切なものを一つ選びなさい。
1:トイレを開き戸とする場合、外開きとする。
2:階段の片側に手すりを設ける場合、昇るときに利き手となる側に設置する。
3:廊下に手すりを設ける場合、床からの高さを120cm程度とする。
4:自走用標準型車いすを使用する場合、廊下の幅を60cm程度とする。
5:浴槽をまたぎやすくする場合、洗い場からの高さを50cm程度とする。
第24回-問題45
自宅で暮らす高齢者の室内環境として、適切なものを一つ選びなさい。
1:皮膚感覚の鈍化に配慮して、床暖房を設ける。
2:嗅覚の低下に配慮して、電磁調理器を用いる。
3:聴覚の低下に配慮して、防犯ベルの音量を下げる。
4:視覚の低下に配慮して、照明を暗くする。
5:体温調節機能の低下に配慮して、真夏日は冷房器具の使用を控える。
第24回-問題46
整容介助に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
1:入れ歯は熱湯で消毒する。
2:目がしらから目じりに向かって拭く。
3:整髪しやすいように頭髪は短くする。
4:耳掃除は中耳まで行う。
5:ひげは乾燥させてから剃る。
第24回-問題47
ベッド上で全介助を要する利用者の口腔ケアの基本的留意点として、最も適切なものを一つ選びなさい。
1:洗口剤を使用して、歯垢を除去する。
2:舌の汚れを取り除く。
3:義歯をつけたまま行う。
4:硬い毛の歯ブラシを使う。
5:仰臥位で行う。
第24回-問題48
外出時における車いすの介助法として、最も適切なものを一つ選びなさい。
1:舗装道路と砂利道で同じ介助法にした。
2:急な下り坂を前向きで介助した。
3:歩行速度より速いスピードで介助した。
4:足がフットサポート(フットレスト)にのっていることを確認した。
5:段差を降りるときは前輪からおろした。
第24回-問題49
移乗・移動介助に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
1:スライディングボードは、立ち上がり介助に利用する。
2:介護者は、自分の身体をねじらないように介助する。
3:介護者の支持基底面積は狭くする。
4:介護者の重心を高くする。
5:四脚杖よりT字杖の方が安定している。
第24回-問題50
右片麻痺の利用者の杖歩行の介助法として、適切なものを一つ選びなさい。
1:杖の握り部分を本人のウエストの高さに合わせた。
2:利用者の左後方に立ち介助した。
3:2動作歩行では、杖と左足を同時に出すよう声かけした。
4:3動作歩行では、杖、左足、右足の順で声かけした。
5:階段を昇るときは、杖、左足、右足の順で声かけした。
第24回-問題51
嚥下機能が低下している利用者の食事介助として、適切なものを一つ選びなさい。
1:飲みこむときは頭部を後ろに傾ける。
2:スプーンの一口量は多くする。
3:食べ物は口腔の奥に入れる。
4:咀嚼しているときに、次に食べるものを説明する。
5:食べ物を口に入れたら、口唇を閉じるように声かけする。
第24回-問題54
入浴介助に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
1:空腹時の入浴は避ける。
2:温度の確認のために肩にお湯をかける。
3:片麻痺の場合、麻痺側から浴槽に入る。
4:新陳代謝を抑えるために長く湯につかる。
5:入浴後は、休息をとった後に身体の水分を拭き取る。
第24回-問題55
ベッド上で差し込み便器を使用し、排便するときの介助に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。
1:ベッド上での排泄を説明し、了解を得る。
2:便器の中にトイレットペーパーを敷く。
3:仙骨部を便器のふちに当て固定する。
4:男性の場合は尿器を同時に準備する。
5:気兼ねなく一人で排便できる環境をつくる。
第24回-問題56
おむつ交換時の介助法として、最も適切なものを一つ選びなさい。
1:排泄の有無を素手でおむつ内に触れて確認する。
2:装着していたおむつで皮膚の汚れを拭き取る。
3:女性の陰部清拭は肛門から恥骨の方向に拭く。
4:おむつは汚れを内側に丸め片付ける。
5:下着を整えた後に使い捨て手袋を外す。
第24回-問題57
Mさんは軽度の認知症(dementia)がありグループホームで生活している。Mさんは尿失禁があるため、パッドを自分で交換している。ある日、介護職はMさんの陰部に発赤があることに気が付いた。
介護職の対応として、最も適切なものを一つ選びなさい。
1:布おむつに変更する。
2:温水洗浄便座の使い方を説明する。
3:水分の摂取を控えるようにする。
4:排泄パターンに合わせてトイレに誘導する。
5:吸収量の多いパッドを使用する。
第24回-問題59
安眠を促す介助として、適切でないものを一つ選びなさい。
1:昼間に適度な運動をするよう勧める。
2:清潔で乾燥した寝具を整える。
3:朝はカーテンを開け、日光を浴びるように勧める。
4:睡眠に関する生活習慣を把握する。
5:食事をしてすぐに眠るように勧める。
第24回-問題60
施設で生活するNさんは、ターミナル期を迎えている。全身状態が悪くなり、医師から「あと数日だと思われます」と言われた。
介護職の対応として、適切でないものを一つ選びなさい。
1:尿量を記録する。
2:安心感を得られるよう話しかける。
3:口腔内の清潔を保つ。
4:同一体位を保つ。
5:家族がそばに居やすいよう工夫する。
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