Home > 形態別介護技術 > 第23回-問題115

第23回-問題115

〔事例(問題115から問題117まで共通)〕
Kさん(70歳、女性、要介護2)は、夫(78歳)と息子(45歳 会社員)とで同居している。Kさんは、40年来関節リウマチ(rheumatoid arthritis)に罹患し薬を服用し、頸椎カラーを装着している。現在、両手・肩・股・足関節に関節可動域制限があり、手は足先までは届かない。ベッド上では自力で起き上がりはできるが、ベッドからの立ち上がりには介助が必要で、歩行器での歩行が可能である。息子は仕事から帰ると積極的に介護や家事をしてくれる。日中の生活援助は週3回の訪問介護員が行い、身体介助は夫が行っていた。最近、夫の左肩に痛みが生じ、訪問介護員に「今までのようにうまく妻の介助ができない」と漏らすようになった。

Kさんの日常生活への助言として、適切なものを一つ選びなさい。

1:マグカップは柄を持つ。

2:枕は高くする。

3:歩行は四脚つえを利用する。

4:床の物はしゃがんで拾う。

5:ソックスエイドを利用する。

答:5

1:誤り。Kさんは両手に関節可動域制限があるため、マグカップは関節へ負担をかけないように両手で持つほうがよい。

2:誤り。Kさんは頸椎カラーを装着しているので、枕は低くしたほうがよい。

3:誤り。Kさんは両手に関節可動域制限があるため、つえよりも歩行器が適している。

4:誤り。Kさんは股・足関節に関節可動域制限があり、しゃがむことは股・足関節への負担が大きい。

5:正しい。Kさんは手が足先までは届かないため、ソックスエイドを利用することは適切である。

スポンサーリンク

Home > 形態別介護技術 > 第23回-問題115

Page Top

© 2011-2022 過去問.com