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第23回-問題98

[事例(問題98から問題100まで共通)]
5年前に介護老人福祉施設に入所したHさん(87歳、女性)は、入所当初は移動には車いすの介助が必要であった。しかし、現在では車いすを自分で操作して移動し、何かにつかまれば2~3歩は歩行可能で、移乗と排泄は自立している。Hさんは歌が好きで社交的である。最近は視力と下肢の筋力の衰えが目立ち始めた。また、1ヶ月前には同じ年で仲の良かった友人が亡くなった。Hさんは睡眠薬を服用するようになり、今日の明け方、入所後初めて失禁してしまった。Hさんは「こんなことになってしまって・・・」と泣きくずれた。

泣いているHさんへの共感的な声かけとして、最も適切なものを一つ選びなさい。

1:「泣くほど大変なことではないですよ」

2:「泣きたいほどつらいのですね」

3:「みんなが頼りにしていますから頑張りましょう」

4:「泣かれると私もつらいです」

5:「みなさんも同じですよ」

答:2

1:誤り。「泣くほど大変なことではないですよ」というのは、共感的な声かけとはいえない。

2:正しい。「泣きたいほどつらいのですね」というのは、共感的な声かけであり適切である。

3:誤り。「みんなが頼りにしていますから頑張りましょう」というのは、共感的な声かけとはいえない。

4:誤り。「泣かれると私もつらいです」というのは、共感的な声かけとはいえない。

5:誤り。「みなさんも同じですよ」というのは、共感的な声かけとはいえない。

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