介護場面での「尊厳の保持」に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
1:認知症(dementia)のある利用者の場合、家族の意思決定を優先する。
2:嫌いな食べ物がある利用者の場合、好きな食べ物と一緒に混ぜる。
3:居室で排泄介助が必要な利用者の場合、カーテンを閉める。
4:何度も同じことを言う利用者の場合、「前にも聞きました」と対応する。
5:車いすから立ち上がることが多い利用者の場合、Y字帯を着ける。
答:3
1:誤り。認知症(dementia)のの利用者であっても、できるだけ本人の意思決定を尊重すべきである。
2:誤り。好きな食べ物に嫌いな食べ物を混ぜると、食事そのものが苦痛になる恐れがあるり適切ではない。
3:正しい。居室で排泄介助が必要な利用者の場合、カーテンを閉めるなどの配慮は「尊厳の保持」のために重要である。
4:誤り。何度も同じことを言う利用者の場合でも、その都度話を聴き、受け止める必要がある。
5:誤り。車いすから立ち上がれないようにY字帯を着けることは身体拘束にあたり不適切である。