精神保健福祉制度に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1:措置入院患者の入院時には2人以上の精神保健指定医の診察を必要とする。
2:障害者自立支援法における精神通院医療の利用者負担率は30%である。
3:「医療観察法」による入院の決定は検察官と精神科医各1名による合議体で行う。
4:措置入院患者等の適正医療を審査する精神医療審査会は保健所に設置されている。
5:応急入院では保護者の同意なしに1週間を限度に入院させることができる。
(注) 「医療観察法」とは、「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律」のことである。
答:1
1:正しい。措置入院患者の入院時には2人以上の精神保健指定医の診察を必要とする。
2:誤り。障害者自立支援法における精神通院医療の利用者負担率は10%である。
3:誤り。「医療観察法」による入院の決定は裁判官と精神科医各1名による合議体で行う。
4:誤り。措置入院患者等の適正医療を審査する精神医療審査会は都道府県に設置されている。
5:誤り。応急入院では保護者の同意なしに72時間を限度に入院させることができる。
※法改正
平成25年4月1日から「障害者自立支援法」は「障害者総合支援法」となり、障害者の定義に難病等が追加され、平成26年4月1日からは重度訪問介護の対象者の拡大、ケアホームのグループホームへの一元化などが実施される。