Home > レクリエーション活動援助法 > 第23回-問題40

第23回-問題40

〔事例(問題38から問題40まで共通)〕
介護老人福祉施設で暮らすFさん(88歳、男性)は、1年前に脳梗塞(cerebral infarction)を患い、軽度の右片麻痺があるが週に1回書道を楽しんでいる。この書道サークルは、地域ボランティアの手伝いによって運営されており、Fさんとボランティアとの関係も良好である。Fさんは暇を見つけては同室のGさんに書道を勧めていたが、Gさんは乗り気ではない。Fさんの性格は職人気質であり、書道に関しては自分流のやり方にこだわりがある。過去には書道教室の先生をしており、また個展を開いた経験もある。
最近、認知症(dementia)の症状が現れ、部屋に閉じこもるようになり、活動に参加しても時折、半紙の前で動きが止まり、いらいらするようになった。

書道サークルの運営に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

1:ボランティアが書道サークルの運営を主導する。

2:ボランティアが急に休んだ場合、その週の活動を中止する。

3:ボランティアの協力を得て、地域の書道展に出展する。

4:ボランティアが地域の書道教室への参加を決める。

5:ボランティアの人数が減ったので、別の活動に変える。

答:3

1:誤り。ボランティアは、あくまでも側面的な支援を行う存在である。

2:誤り。ボランティアが急に休んだ場合でも、その週の活動を実施できるようにしておくことが望ましい。

3:正しい。ボランティアの協力を得て、地域の書道展に出展することは、やりがいや自信につながるため適切な対応である。

4:誤り。書道教室への参加は、利用者本人が決定すべきである。

5:誤り。ボランティアの人数が減った場合でも、利用者が希望している以上はその活動を継続すべきである。

スポンサーリンク

Home > レクリエーション活動援助法 > 第23回-問題40

Page Top

© 2011-2022 過去問.com