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第22回-問題120

[事例(問題118から問題120まで共通)]
Kさん(70歳、男性)は、単身生活をしていた。10年前に慢性閉塞性肺疾患と診断され治療を続けてきた。3か月前呼吸困難となり入院したが、2週間前に退院し在宅酸素療法が開始された。介護保険認定は要介護2であった。退院後は共働きの長男夫婦がKさん宅に同居することになった。週2回程度の入浴を許可されているが、長男夫婦は鼻カニューレをしながらの入浴介助に不安があり、自分たちでは行っていない。Kさんは、同居期間が短い長男の妻に対して遠慮することも多く、昼食の準備は自分で行おうとしているが、食欲がないと食事を摂取しないときがある。退院時、訪問看護と訪問介護が導入された。訪問介護では清潔保持、調理の介助、月1回の通院介助が行われている。

長男夫婦に入浴介助の方法を指導する際の留意点に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

1:時間をかけてゆっくり入浴する。

2:口唇が紫色の場合は入浴しない。

3:身体を洗うときは、全介助で行う。

4:首まで湯につかる。

5:入浴後は冷房のきいた部屋で休む。

答:2

1:誤り。入浴は酸素を消費し疲労するため、入浴時間は短くする。

2:正しい。口唇が紫色の場合は、入浴せずに医師に報告する。

3:誤り。身体を洗うときは、自分でできることは自分でしてもらい、全介助で行う必要はない。

4:誤り。心臓や肺に負荷をかけないよう、半身浴を行う。

5:誤り。入浴後は、湯冷めをしないように保温する必要がある。

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