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第22回-問題98

[事例(問題98から問題100まで共通)]
Gさん(85歳、女性)は、夫(88歳)との2人暮らしである。子供3人はいずれも独立して県外に住んでいる。3か月ほど前に玄関先の段差につまずき転倒した。左大腿骨頸
部骨折と診断され入院し、手術を受けた。その後の経過は順調で、車いすでの自走ができるまでに回復した。何かにつかまれば2m程度なら歩行できる。ベッドの横でポータブルトイレを使用して、一部介助で排泄している。食事や衣服の着脱、歯磨きも座った状態であれば一人でできる。「家に帰り夫の食事を作りたい」というGさんの強い要望で、退院した。夫は「また転ぶのではないか」と思っている。退院前に、週2回の訪問介護サービスが計画された。

退院後3日目に、訪問介護員が初めて訪問した。Gさんはパジャマ姿で寝たままの状態で、夫から食事介助を受けていた。ベッドの横には汚れたおむつがそのまま置いてあった。次のうち、訪問介護員が確認する事項として、優先度の高いものを一つ選びなさい。

1:Gさんと夫の表情や動作

2:入院中の状態

3:Gさんの好きな食べ物

4:家屋の構造

5:子どもや孫のこと

答:1

1:正しい。Gさんの状況は悪化しており、汚れたおむつも放置されている。Gさんと夫の表情や動作を確認し、生活上の問題点を読み取る必要がある。

2:誤り。入院中より症状が悪化している状況であり、退院後の状態について確認すべきである。

3:誤り。Gさんの好きな食べ物の確認は優先事項ではない。

4:誤り。この場合、家屋の構造の確認は優先事項ではない。

5:誤り。この場合、子どもや孫のことの確認は優先事項ではない。

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