利用者の居宅で訪問介護サービスを提供している際、利用者の仙骨部に褥瘡を発見した。訪問介護員の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
1:不十分な介護の原因と思い、「高齢者虐待防止法」により罰せられる旨、家族に説明した。
2:褥瘡の治療のために、近くの訪問看護ステーションに訪問を依頼した。
3:褥瘡の治療のために入院が必要な旨、家族に説明した。
4:介護をしている家族に、介護の様子や家族の心身の状況を聞いた。
5:居宅サービス計画の変更のために、サービス担当者会議を招集した。
(注) 「高齢者虐待防止法」とは、「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」のことである。
答:4
1:誤り。褥瘡を発見したからといって、すぐに介護不十分と決め付けることは不適切である。
2:誤り。訪問介護員が独断で近くの訪問看護ステーションに訪問を依頼することは適切ではない。
3:誤り。褥瘡の症状や治療法について家族に説明するのは医師の業務である。
4:正しい。褥瘡を発見した場合、介護をしている家族に、介護の様子や家族の心身の状況を確認することが重要である。
5:誤り。居宅サービス計画の変更のために、サービス担当者会議を招集するのは介護支援専門員の業務である。