[中問A]
事務機の機種選定方法に関する次の記述を読んで、問に答えよ。
Fさんは、次の選定要件に従って、部内で使用する事務機の機種を選定するための検討資料を作成するよう上司から指示された。
[選定条件]
(1)類似する4機種(機種A~D)の中からいずれか1機種を選定する。
(2)評価項目は、価格、性能、サービスの三つとする。評価項目には、いずれを重視するかによって1~5の重みを付ける。
(3)機種ごとに評価項目の評価値を決める。評価値は1~9のいずれかである。
(4)評価項目の重みと評価値から総合評価値を計算し、総合評価値の最も大きい機種を選定する。
Fさんは、表1の評価表を作って検討することにした。このとき、機種Aの総合評価値は次式で計算する。機種B~Dについても同様である。
機種Aの総合評価値=w1×a1+w2×a2+w3×a3
なお、記号の意味は次のとおりである。
w1~w3:価格、性能、サービスのそれぞれの評価項目の重み
a1~a3:機種Aの価格、性能、サービスのそれぞれの評価値
Fさんは、価格、性能、サービスのそれぞれについて、機種A~Dの2機種ごとに、全ての組合せで優劣を比較し、表4の相対比較表を作成した。Fさんは、完成した相対比較表を基に、評価表の評価値を検討することにした。機種Aと他の機種の性能に関する比較結果が表4の相対比較表のようになったとき、表5の評価表案のaに入る評価値が取り得る値の並びとして、適切なものはどれか。
ア:1、2
イ:3、4、5、6
ウ:4、5
エ:7、8、9
答:ウ
ア:誤り。機種A<機種B、機種A<機種Cとなり不適切である。
イ:誤り。機種A=機種B、機種A=機種C、機種A=機種Dとなる値が混入しており不適切である。
ウ:正しい。機種A>機種B、機種A>機種C、機種A<機種Dとなる値で適切である。
エ:誤り。機種A>機種Dとなり不適切である。