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H23秋期-問96

[中問B]
インターネットを使った商品販売システムの開発に関する次の記述を読んで、問に答えよ。

M社は装飾品販売会社である。M社では新たな事業として、一般消費者に対するインターネットを用いたアクセサリ販売を検討することになった。
販売企画課の入社2年目になるAさんは、このアクセサリ販売を検討するメンバに選ばれ、インターネットで商品を販売するシステム(以下、通販システムという)の構築を担当することになった。Aさんは通販システムの構築に当たり、実施すべきことを気づいた順にメモに書き出した。
なお、M社では、通販システムの構築はX社に委託することを決めている。

[Aさんが書き出したメモ]
(1)アクセサリの販売を行っている従業員や、アクセサリを購入した顧客から、通販システムに対する要求や要望をヒアリングして、文書にまとめる。
(2)委託先のX社に通販システムの要件を伝える。その後、 X社が構築した通販システム、X社が作成したプログラム設計書、及びX社が実施したテスト報告書を受領する。
(3)通販システムに対する要求や要望を基に、通販システムで実装すべきシステム要件を文書にまとめる。
(4)通販システムに対する要件を満たしているかの判定のために、X社から受領した通販システムのテストをM社が実施する。結果をM社のテスト報告書にまとめる。
(5)M社がテストした結果を基に、通販システムの妥当性の確認を行い、稼働判定を実施する。通販システムの稼働が可能と判断されれば、通販システムでの販売を開始する。

M社では、通販システムを稼働させる前に、[Aさんが書き出したメモ]の(5)で、稼働の可否を判断する稼働判定会議を実施することにしている。そこで、Aさんはこの会議に必要な文書を用意することにした。次の記述中のb、cに入れる適切な文書記号の組合せはどれか。
なお、[Aさんが書き出したメモ]の(1)~(4)では、既に表2に示す文書が作成されている。

通販システムの稼働判定は、[ b ]の結果を基に実施する。また、[ b ]に記載された内容の過不足の確認は、[ c ]を参照し、判定する。

ア:b=③ c=①

イ:b=③ c=④

ウ:b=⑤ c=②

エ:b=⑤ c=④

答:エ

(5)から、M社がテストした結果を基に、稼働判定をするのは明らかである。
従ってbは⑤しか考えられない。

ここで選択肢のウとエが残るが、②の「X社のプログラム設計書」を参照しても、M社のテスト報告書の過不足は判定できない。

④の「実装すべきシステム要件をまとめた文書」は、(4)から、M社のテストの目的である、「通販システムに対する要件を満たしているか」と共通点があり適切である。

よって正解はエとなる。

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