[中問C]
PC関連機器の販売管理業務に関する次の記述を読んで、問に答えよ。
I社は、企業に対してPC関連機器の販売を行っており、販売管理業務の情報をデータベースによって管理している。図1に示すデータベースとデータベース管理システムの印刷機能を使って、販売時に図2の請求書を発行する。
各商品の販売単価は適宜変更され、新たな販売単価とその更新日時が販売単価表の該当レコードに上書きされる。また、取引を行う企業(以下、取引先という)の担当者は原則1人であるが、取引先によっては部署ごとに1人存在することがある。取引先コードは、取引先ごとに採番する。
図2の請求書を発行するのに図1の4種類の表を参照する必要がある。1枚の請求書を発行するとき、4種類のレコードのそれぞれを参照する回数の大小関係を示したものはどれか。
なお、請求書の発行作業の時点で、取引先コード、名前、部署名、購入した商品ごとの商品コードと数量が分かっており、これらの値を使って各表を参照する。参照では、主キーによって一つのレコードを取り出す操作を1回と数える。また、“商品表>販売単価表”という記述は、商品表の方が販売単価表より表の参照回数が多いことを示している。
ア:販売単価表=商品表=取引先担当者表=取引先表
イ:販売単価表=商品表≧取引先担当者表=取引先表
ウ:販売単価表≧商品表≧取引先担当者表=取引先表
エ:販売単価表≧商品表≧取引先担当者表≧取引先表
答:イ
請求書の発行において各表が1度の参照で済むか、複数回の参照が必要かを考える。
商品に関する情報:商品の数だけ必要
取引先に関する情報:1度だけ必要
従って、商品に関する情報≧取引先に関する情報である。
また、取引先担当者表と取引先表については1回のみ、販売単価表と商品表については商品の数だけ参照となる。
よって正解はイとなる。
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