電動機の始動方法又は速度制御方式に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:かご形三相誘導電動機を用いる巻上装置の始動を行うときは、通常、全電圧始動を行う。
2:巻線形三相誘導電動機は、始動時には二次抵抗を全抵抗から順次短絡することによって、緩始動することができる。
3:巻線形三相誘導電動機の電動油圧押上機ブレーキ制御は、90kW程度以下の電動機の速度制御に用いられている。
4:巻線形三相誘導電動機の渦電流ブレーキ制御は、荷の巻下げ時の低速を得る電気ブレーキで、非自動制御と自動制御の二つの方法がある。
5:巻線形三相誘導電動機のダイナミックブレーキ制御は、電動機一次側を直流励磁して制動する方式で、つり荷が重い場合には低速での巻下げができない。
答:5
1:正しい。かご形三相誘導電動機を用いる巻上装置の始動を行うときは、通常、全電圧始動を行う。
2:正しい。巻線形三相誘導電動機は、始動時には二次抵抗を全抵抗から順次短絡することによって、緩始動することができる。
3:正しい。巻線形三相誘導電動機の電動油圧押上機ブレーキ制御は、90kW程度以下の電動機の速度制御に用いられている。
4:正しい。巻線形三相誘導電動機の渦電流ブレーキ制御は、荷の巻下げ時の低速を得る電気ブレーキで、非自動制御と自動制御の二つの方法がある。
5:誤り。巻線形三相誘導電動機のダイナミックブレーキ制御は、電動機一次側を直流励磁して制動する方式で、つり荷が軽すぎる場合には低速での巻下げができない。