図のように質量8tの荷を4本の玉掛け用ワイヤロープを用いてつり角度90°でつるとき、使用することができるワイヤロープの最小径は1~5のうちどれか。
ただし、重力の加速度は9.8m/s2、ワイヤロープの切断荷重はそれぞれに記載したとおりとし、また、4本のワイヤロープには均等に荷重がかかり、ワイヤロープの質量は考えないものとする。
1:ワイヤロープの直径(mm)=16 切断荷重(kN)=126
2:ワイヤロープの直径(mm)=18 切断荷重(kN)=160
3:ワイヤロープの直径(mm)=20 切断荷重(kN)=197
4:ワイヤロープの直径(mm)=22 切断荷重(kN)=239
5:ワイヤロープの直径(mm)=24 切断荷重(kN)=284
答:3
ワイヤロープ1本に掛かる張力=質量÷つり本数×重力の加速度×張力係数
つり角度90°の場合の張力係数=1.41
8t÷4本×9.8m/s2×1.41=27.636
玉掛け用ワイヤロープの安全係数は6以上必要である。
この場合に必要となるワイヤロープの切断加重=27.636×6=165.816
切断加重165.816以上で最小径のワイヤロープは20mmである。