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H28前期-問21

クレーンの電動機の始動方法及び速度制御方式に関し、誤っているものは次のうちどれか。

1:かご形三相誘導電動機では、電源回路にリアクトルやサイリスターを挿入し電動機の始動電流を抑えて、緩始動を行う方法がある。

2:巻線形三相誘導電動機のダイナミックブレーキ制御は、巻下げの速度制御時に電動機一次側を直流励磁して制御するもので、つり荷が重い場合には低速での巻下げができない。

3:巻線形三相誘導電動機の電動油圧押上機ブレーキ制御は、機械的な摩擦力を利用して制御するため、ブレーキドラムが過熱することがある。

4:かご形三相誘導電動機のインバーター制御は、インバーター装置により電源の周波数や電圧を変えて電動機に供給し、速度制御を行うものである。

5:巻線形三相誘導電動機の始動は、通常、二次抵抗を全抵抗から順次短絡することにより始動電流を適当な値に制限しながら行う。

答:2

1:正しい。かご形三相誘導電動機では、電源回路にリアクトルやサイリスターを挿入し電動機の始動電流を抑えて、緩始動を行う方法がある。

2:誤り。巻線形三相誘導電動機のダイナミックブレーキ制御は、電動機一次側に直流励磁を加えて制動力を得て速度制御をするものであり、つり荷が軽すぎる場合には低速での巻下げができない。

3:正しい。巻線形三相誘導電動機の電動油圧押上機ブレーキ制御は、機械的な摩擦力を利用して制御するため、ブレーキドラムが過熱することがある。

4:正しい。かご形三相誘導電動機のインバーター制御は、インバーター装置により電源の周波数や電圧を変えて電動機に供給し、速度制御を行うものである。

5:正しい。巻線形三相誘導電動機の始動は、通常、二次抵抗を全抵抗から順次短絡することにより始動電流を適当な値に制限しながら行う。

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