図のように質量4tの荷を2本の玉掛け用ワイヤロープを用いてつり角度30°でつるとき、使用することができるワイヤロープの最小径は1~5のうちどれか。
ただし、ワイヤロープの切断荷重は、それぞれに記載したとおりとする。
1:ワイヤロープの直径(mm)=16 切断荷重(kN)=126
2:ワイヤロープの直径(mm)=18 切断荷重(kN)=160
3:ワイヤロープの直径(mm)=20 切断荷重(kN)=197
4:ワイヤロープの直径(mm)=22 切断荷重(kN)=239
5:ワイヤロープの直径(mm)=24 切断荷重(kN)=284
答:1
ワイヤロープ1本に掛かる張力=質量÷つり本数×重力の加速度×張力係数
重力の加速度=9.8m/s2
つり角度30°の場合の張力係数=1.04
4t÷2本×9.8m/s2×1.04=20.39kN
玉掛け用ワイヤロープの安全係数は6以上必要である。
この場合に必要となるワイヤロープの切断加重=20.39kN×6=122.34kN
切断加重121.34kN以上で最小径のワイヤロープは16mmである。