つり上げ荷重が10tのデリックについての検査又は届出に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
1:落成検査においては、デリックの各部分の構造及び機能の点検のほか、荷重試験及び安定度試験が行われる。
2:性能検査における荷重試験では、定格荷重に相当する荷重の荷をつって、つり上げ、旋回及びブームの起伏の作動が定格速度により行われる。
3:デリックのブームに変更を加えた者は、原則として変更検査を受けなければならない。
4:変更検査に合格したデリックについては、デリック検査証に検査期日、変更部分及び検査結果について裏書が行われる。
5:デリックのつり上げ機構を変更しようとする事業者は、原則として、工事開始の日の30日前までにデリック変更届を所轄労働基準監督署長に提出しなければならない。
答:1
1:誤り。デリックの落成検査においては、安定度試験は行われない。
2:正しい。性能検査における荷重試験では、定格荷重に相当する荷重の荷をつって、つり上げ、旋回及びブームの起伏の作動が定格速度により行われる。
3:正しい。デリックのブームに変更を加えた者は、原則として変更検査を受けなければならない。
4:正しい。変更検査に合格したデリックについては、デリック検査証に検査期日、変更部分及び検査結果について裏書が行われる。
5:正しい。デリックのつり上げ機構を変更しようとする事業者は、原則として、工事開始の日の30日前までにデリック変更届を所轄労働基準監督署長に提出しなければならない。