認知症について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1:認知症の症状は、記銘力や記憶力の障害、見当識障害、判断力や理解力の低下等であり、運動障害や嚥下障害はほとんどみられない。
2:アルツハイマー病の場合、CTスキャンの所見としては、脳室が縮小する。
3:認知症ケアは、他者との交流を持ち続けることが重要であるため、「よりそうケア」よりは「与えるケア」を基本として行う。
4:認知症高齢者を介護する家族に対するケアとしては、孤立した状態を避けるため、ボランティア等による地域での見守りのシステムを作ることも有効である。
5:認知症は、早期のケアが有効であるので、症状が出現したら早期に専門機関を受診する必要がある。
答:4・5
1:誤り。認知症の症状は、記銘力や記憶力の障害、見当識障害、判断力や理解力の低下等があり、運動障害や嚥下障害などの身体症状もみられる。
2:誤り。アルツハイマー病の場合、CTスキャンの所見としては、脳自体が萎縮して脳室が拡大する。
3:誤り。認知症ケアは、他者との交流を持ち続けることが重要であるため、「与えるケア」よりは「よりそうケア」を基本として行う。
4:正しい。認知症高齢者を介護する家族に対するケアとしては、孤立した状態を避けるため、ボランティア等による地域での見守りのシステムを作ることも有効である。
5:正しい。認知症は、早期のケアが有効であるので、症状が出現したら早期に専門機関を受診する必要がある。