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H19-問題23

要介護者に対する介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1:民生委員から「認知症がひどいらしくて近所から苦情が来てるし、失火の危険もあるので、老人ホームに入れてほしい。」との連絡があったので、居宅介護支援事業所内で協議した結果、直ちに介護老人福祉施設に入所申請を行った。

2:民生委員から「長い間、風呂に入っておらず異臭がする老人がいるので何とかして欲しい。」との連絡があったが、「契約していない方なので、援助できない。」と直ちに回答した。

3:「利用者からセクシュアルハラスメントを受けている。」と訪問介護員から相談があったので、その訪問介護員が所属する事業所のサービス提供責任者に利用者宅を同行訪問するよう依頼した。

4:利用者の妻が利用者本人にどうしても会わせてくれず、状況把握ができないため、直ちに契約を解除した。

5:短期入所生活介護の利用者が、どうしても家に帰らない。「このまま入所申請するからここにいさせてくれ。」と希望している。本人の意思を尊重するのが本来だが、まずは自宅に連絡を取り、事情を聞きに行くことにした。

答:3・5

1:誤り。民生委員から「認知症がひどいらしくて近所から苦情が来てるし、失火の危険もあるので、老人ホームに入れてほしい。」との連絡があったとしても、本人の同意も得ずに介護老人福祉施設への入所申請を行うことは適切とはいえない。

2:誤り。民生委員から「長い間、風呂に入っておらず異臭がする老人がいるので何とかして欲しい。」との連絡があった場合に、契約していないことを理由に援助を拒否することは適切とはいえない。

3:正しい。「利用者からセクシュアルハラスメントを受けている。」と訪問介護員から相談があった場合、その訪問介護員が所属する事業所のサービス提供責任者に利用者宅を同行訪問するよう依頼することは適切な対応である。

4:誤り。利用者の妻が利用者本人にどうしても会わせてくれない場合でも、直ちに契約を解除することは不適切であり、利用者の妻と話し合い、説得を行うべきである。

5:正しい。短期入所生活介護の利用者が、どうしても家に帰らない場合、まず自宅に連絡を取り、事情を聞くことは適切な対応である。

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