高齢者に関連した疾病について適切なものはどれか。3つ選べ。
1:がんによる疼痛については、不安を取ることや励ましが重要であり、麻薬等の薬物による鎮痛効果は乏しい。
2:心房細胞によって血栓が生じ、脳塞栓を起こすことがある。
3:慢性硬膜下血腫は、頭部打撲によることが多いとされるが、転倒などの頭部打撲の既往歴が明らかでない場合も少ない。
4:筋萎縮性側索硬化症の初期症状として眼球運動の障害が生じる。
5:高齢者では十二指腸潰瘍より胃潰瘍が多く、消炎鎮痛剤によっても潰瘍が生じる。
答:2・3・5
1:誤り。がんによる疼痛については、薬物による鎮痛が重要である。
2:正しい。心房細胞によって血栓が生じ、脳塞栓を起こすことがある。
3:正しい。慢性硬膜下血腫は、頭部打撲によることが多いとされるが、転倒などの頭部打撲の既往歴が明らかでない場合も少ない。
4:誤り。筋萎縮性側索硬化症の初期症状として、線維束性収縮、筋萎縮、筋力低下などの障害が生じる。
5:正しい。高齢者では十二指腸潰瘍より胃潰瘍が多く、消炎鎮痛剤によっても潰瘍が生じる。