高齢者の症状や検査について適切なものはどれか。2つ選べ。
1:体重は、栄養状態が不良な場合であっても、浮腫性疾患(心不全、ネフローゼ、肝硬変)では増加することがある。
2:血清アルブミン値は、高齢者の栄養評価の指標の1つであり、加齢に伴って低下することはない。
3:高齢者では、たとえ血清クレアチニン値が正常でも、糸球体ろ過率(クレアチニンクリアランス)が低下していることがあり、薬剤の副作用には注意が必要である。
4:不整脈を詳しく調べるために24時間心電図(ホルター心電図)が測定されるが、心身の負担になるため、高齢者ではほとんど利用されない。
5:骨密度は、成人後は加齢とともに低下するが、特に男性においてその低下が著しい。
答:1・3
1:正しい。体重は、栄養状態が不良な場合であっても、浮腫性疾患(心不全、ネフローゼ、肝硬変)では増加することがある。
2:誤り。血清アルブミン値は、高齢者の栄養評価の指標の1つであり、加齢に伴って低下する。
3:正しい。高齢者では、たとえ血清クレアチニン値が正常でも、糸球体ろ過率(クレアチニンクリアランス)が低下していることがあり、薬剤の副作用には注意が必要である。
4:誤り。不整脈を詳しく調べるために24時間心電図(ホルター心電図)が測定されるが、心身の負担は少なく、高齢者にも利用されている。
5:誤り。骨密度は、成人後は加齢とともに低下するが、特に女性においてその低下が著しい。