摂食、嚥下に関して適切なものはどれか。3つ選べ。
1:加齢に伴う口腔の変化としては、口腔粘膜の萎縮、歯槽骨の吸収、咀嚼筋の筋力低下などがある。
2:高齢者の場合、味覚の低下の原因としては、薬剤の副作用、口腔乾燥、口腔真菌症などが多い。
3:舌に痛みなどがある場合、口腔清掃を行ってはならない。
4:食物が摂取され、体外に排出される過程は、食欲から始まり、摂食、咀嚼、嚥下、消化・吸収、排泄の順序である。
5:歯の噛み合わせは、咀嚼、嚥下機能に影響するが、全身の能力、姿勢の制御には影響しない。
答:1・2・4
1:正しい。加齢に伴う口腔の変化としては、口腔粘膜の萎縮、歯槽骨の吸収、咀嚼筋の筋力低下などがある。
2:正しい。高齢者の場合、味覚の低下の原因としては、薬剤の副作用、口腔乾燥、口腔真菌症などが多い。
3:誤り。舌に痛みなどがある場合でも、原則として毎食後に口腔清掃を行う。
4:正しい。食物が摂取され、体外に排出される過程は、食欲から始まり、摂食、咀嚼、嚥下、消化・吸収、排泄の順序である。
5:誤り。歯の噛み合わせは、咀嚼、嚥下機能だけではなく、全身の能力、姿勢の制御にも影響する。