認知症対応型共同生活介護(グループホーム)におけるサービスの提供について適切なものはどれか。2つ選べ。
1:グループホーム内における生活が重要であり、利用者が地域に出かけていくことは危険なので避けたほうが良い。
2:自立を促進するために、利用者の日常生活動作のできる部分、できない部分を理解することが有効である。
3:意欲が低下している利用者には、叱咤激励して役割をもたせることが有効である。
4:利用者には見当識障害がある場合が多いので、環境的な配慮はあまり必要がない。
5:利用者の自立を高めるためには、「手続き記憶」を活用した働きかけが有効である。
答:2・5
1:誤り。グループホーム内における生活だけではなく、地域における活動への参加の機会の提供等により、利用者の多様な活動の確保に努めなければならない。
2:正しい。自立を促進するために、利用者の日常生活動作のできる部分、できない部分を理解することが有効である。
3:誤り。意欲が低下している利用者に役割をもたせることが有効であるが、叱咤激励すると逆効果な場合もあるので注意が必要である。
4:誤り。利用者には見当識障害がある場合が多いので、環境的な配慮が必要である。
5:正しい。利用者の自立を高めるためには、「手続き記憶」を活用した働きかけが有効である。