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H28保安管理技術-問6

次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、凝縮器および冷却塔について正しいものはどれか。

イ.受液器兼用水冷横形シェルアンドチューブ凝縮器の底部にある冷媒液出口管は冷媒液中にある。そのため、凝縮器内に侵入した不凝縮ガスである空気は器外に排出されずに器内にたまる。

ロ.水冷凝縮器の冷却水側に水あかが厚く付着すると、水あかの熱伝導率が小さいので伝熱が阻害され、凝縮圧力は高くなり、圧縮機動力は増加する。

ハ.開放形冷却塔では、冷却水の一部が蒸発して、その蒸発潜熱により冷却水が冷却されるために冷却水を補給する必要がある。

ニ.受液器をもたない冷凍装置における冷媒の過充填により、凝縮器の凝縮に有効に用いられる伝熱面積は、水冷凝縮器では減少することがあるが、空冷凝縮器において減少することはない。

1:イ、ハ

2:イ、ニ

3:ロ、ニ

4:ハ、ニ

5:イ、ロ、ハ

答:5

イ.正しい。受液器兼用水冷横形シェルアンドチューブ凝縮器の底部にある冷媒液出口管は冷媒液中にある。そのため、凝縮器内に侵入した不凝縮ガスである空気は器外に排出されずに器内にたまる。

ロ.正しい。水冷凝縮器の冷却水側に水あかが厚く付着すると、水あかの熱伝導率が小さいので伝熱が阻害され、凝縮圧力は高くなり、圧縮機動力は増加する。

ハ.正しい。開放形冷却塔では、冷却水の一部が蒸発して、その蒸発潜熱により冷却水が冷却されるために冷却水を補給する必要がある。

ニ.誤り。受液器をもたない冷凍装置では、冷媒の過充填により、液が凝縮器に溜められ、液に浸された冷却管本数が増加すると、凝縮器の凝縮に有効に使われる伝熱面積が減少する。受液器をもたない空冷凝縮器でも、凝縮器の出口側に液が溜められるので、伝熱面積が減少する。

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